2021年12月14日

独特の魅力がある『アンティークレンガ』の魅力やメリットとは?詳しく解説

レンガを使った家などは独特の雰囲気を醸し出しますが、レンガにはアンティークレンガと呼ばれるタイプが存在していることをご存知でしょうか?レンガの中でもさらに独特な魅力が詰まったレンガとなっています。そこで今回は、アンティークレンガの魅力やメリットについてご紹介いたします。

 

1. アンティークレンガの魅力

レンガを使用した建造物ですと、素材の良さを生かした雰囲気を持つ仕上がりとなります。レンガの場合には、やはりレンガでしか醸し出すことのできない独特な雰囲気に仕上がります。しかし、アンティークレンガの場合にはさらに独特な印象を与える見た目になるのです。アンティークであるがゆえの魅力が詰まっているのです。

アンティークの場合には経年でついた傷や色落ちが特徴的です。一般的には傷や色落ちというのはマイナス要素として捉えられがちですが、レンガの場合にはそれがプラスに働きます。レンガという素材の持つ特徴に加えて、アンティークレンガの味のある見た目はおしゃれな演出に一役買ってくれるのです。経年劣化のよるくすんだ色合いは、落ち着きのある自然な色合いを感じさせます。一般的なレンガですと色味はステキではあるものの派手な印象を受けてしまうでしょう。同じレンガでも落ち着きのある見た目にしたいという場合に、アンティークが最適なのです。

レンガにもカラーバリエーションはありますので、アンティークでなくても落ち着いた印象を与える仕上がりにすることは可能です。しかし、深みという点においてはアンティークが勝ります。時間の経過によって徐々にあせた色合いというのは、加工で作り出すというのは難しいのです。また、あえてユーズド感を出したいという場合にもぴったりです。

 

2. 通常のレンガとの違い

アンティークレンガと通常のレンガとの違いについて気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。代表的なものとしては、以下の違いがあげられます。

2-1. 未使用か否か

通常のレンガは当然未使用です。製造されたままの新品ですので、真新しく使用することが可能となります。一方アンティークレンガは建造物を解体することによって発生したレンガなので、必ず一度は使用されているということになります。未使用のものがいいという方でしたらアンティークは選択肢には入らないでしょう。

2-2. 形状

アンティークレンガは建造物で使用されていたレンガですので、解体時に角がかけてしまっているなど、ほとんどの場合真四角な形状ではありません。半分になっているケースも少なくないのです。通常のレンガでは決められたサイズで製造されたままの状態のため、角がしっかりとしているものもあれば、あえて角を丸くしたものなど種類ごとの形状が楽しめます。

2-3. 在庫の数

レンガは基本的に在庫が豊富ですし、追加で製造することで追加できるので品切れで困ることはあまりありません。一方アンティークレンガは工場で製造しているわけではなく、建造物の解体時に発生していますので、同じ色合いのものを必要とした際に在庫が足りないことがあります。ただし、異なる色合いのものを組み合わせるというのがアンティークレンガならではの楽しみ方なので、デメリットになることはありません。

 

3. アンティークレンガのメリット

アンティークレンガを使用することのメリットですが、以下が挙げられます。

3-1. 独特の色合いになる

まずは色合いがメリットとなります。新品のような真新しさはないものの、アンティークレンガでしか出すことのできない色合いは独特です。ただの落ち着いた色ではなく、使用感が良い意味で漂うのでオシャレな古めかしさを演出することが可能となります。

3-2. ユーズド感が出る

新築の場合には新しさを全面に押し出したくなりますが、場合によってはあえてユーズド感を出すことでオシャレな仕上がりにしたいというケースがあります。そんな時はアンティークレンガ一択です。通常のレンガでユーズド感を出すことも不可能ではありませんが、やはり不自然な感じになってしまいます。本格的なユーズド感はアンティークだからこそ出すことが可能です。

3-3. 唯一無二のものになる

同じ建物で使用されていたレンガであったとしても、それぞれのレンガに表情があります。色のあせた感じや形状など、同じものは2つと無いのです。塀などのエクステリアにおいて、その違いを個性として採用することで唯一無二の建造物を作り上げることが可能となります。

 

4. アンティークレンガを使用する際の注意点

アンティークレンガを使用する際の注意点は以下となります。リフォームなどで使用する際にはしっかりと確認をするようにしましょう。

4-1. 耐久性を確認

使用感が魅力となるアンティークレンガですが、使用済みのレンガであることに違いはありません。レンガという素材の特徴として、使用済みであっても十分な耐久性や性能を維持していますが、新品に比べると劣ってしまう場合もあります。どのように使用するのかによっても求める水準は異なるので、プロである建築士などに相談した上で決めるといいでしょう。

4-2. アンティーク調とは違う

ホームセンターなどでもアンティーク調のレンガが取り扱われていることがあります。しかし、本物のアンティークレンガとは似て非なるものです。アンティーク調のつもりでアンティークレンガを使用することで、その違いからトラブルになる可能性もあります。アンティークレンガについて理解した上で使用しましょう。

 

5. まとめ

過去の建築物などで使用されたものだけがアンティークレンガとなります。希少なものであると同時に、非常に魅力的なので、ご自宅の新築やリフォームの際に採用してみてはいかがでしょうか。「株式会社奥田源松商店」では、アンティークなビンテージレンガの販売も行っております。まずはお気軽にご相談ください。